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ぷしろぐ >> 登山編 | |||||
【 カ テ ゴ リ 】
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March 18, 2017 やぁ、諸君。私がプッシー大尉だ。 剱岳に登った一ヵ月後くらいにプライベートで膝の皿を割ったトミーのリハビリがてら、黒斑山へ。 何でも、私も知ってるスノーシューは持ってるが登山には大して興味のないギャルを「スノーシューハイク」と称して連れ出すのだという。 元々「美ヶ原」に行くんだと聞いていたが、トミー曰く「雪が少ない」とかで黒斑山に変更したらしい。登山に興味がないギャルに黒斑山?まぁ、何かあってもトミーの責任だから別にいいんだが・・・。 〇六〇〇時には東京を出発。〇九〇〇時には高峰高原ホテルに到着する予定だったが、ハイウェイが大渋滞で現地に着いたのは一〇三〇時。 私とトミーだけなら、それでも蛇骨岳まで足を延ばして日暮れまでには帰って来れなくはなさそうだが、登山経験のないギャルに課すべきミッションとは思えない。 一一〇〇時に駐車場を出発。 トミーとギャルはスノーシューにストックという、イベントの趣旨に忠実に沿った出で立ち。私は、事前にコース状況に関する情報を収集したうえでNEOSのスパイクブーツのみ。あとはストック代わりにピッケルと、お守り代わりに軽アイゼンを携行する。 写真を撮っていて出遅れた私が二人の後を追うと、トミーが通りがかりの男に捕まって何やら話し込んでいる。その男はホテルの従業員か何かで、どうやらトミーは登山届をちゃんと提出するようにとお小言を言われているようだ。 程なくして男はいなくなったのに、我らがトミーはわざわざ登山口にあるポストの元に出向いて行って登山届の用紙を取り出す。いちいち律儀なやつだなぁと思いながら、何を書き込んでるのか覗いてみると、三人のラストネームと自分の携帯番号だけを汚い字でチャチャチャッと記入したトミーは、そいつをそのままポストに投函してしまった。予定ルートはおろか、どこの山に登るのかすら記入していない。 トミーよ、それだったら、あの男の忠告なんて頭から無視してやった方がよっぽど潔くないか? 事前の計画では「表コース」を登るはずだったが、登山届のポストの先で目に付いた踏み跡を適当に追いかけて行ったら、そいつは「中コース」だったようだ。まぁ数時間後、下山していて分岐に差し掛かったときに初めて気づいたんだが・・・。 気象予報では氷点下八〜九度で風速一五米とあったので、もちろん私は(他の二人も)完全防寒装備。結論から言えば予報は大外れ。風も全く吹かないので防寒ジャケットはまたたく間にバックパックへ。 登山口を出発して間もなく差し掛かった急な下り坂を除けば、大した難所はない。まったく怪我人のリハビリと登山初体験のギャルにはお誂え向きのお気軽コースだった。 一二五〇時に「トーミの頭」に到着。 目前に浅間山。 ついでに黒斑山の山頂。 「登山」だとは知らずにトミーに連れ出されたギャルが、これ以上は登りたくないとおっしゃるので、ここで昼食をとることにする。 私はもちろんいつものメニュー。 一三四〇時には下山開始。 登りでは気づかなかったが、「トーミの頭」から下ってすぐのポイントに「表コース」と「中コース」の分岐がある。登って来たのは「中コース」であることに私たちはそこで初めて気づく。トミーに道案内をまかせるとよくある事だ。 トミーの意見によって、下山は「表コース」経由。 「中コース」よりこちらの方がいくらか見晴らしは良いようだ。まぁ北アルプスの山々のような絶景が待ち受けてるわけでもないので、別にどちらでもかまわないんだが・・・。 下りでは元気を取り戻して雪と戯れるギャル。 一五一〇時、駐車場に到着。 高峰高原ホテルでひとっ風呂浴びてから、ラウンジ(?)でケーキなど注文して時間を潰す。その後、夕食のために軽井沢の「ザ カウボーイハウス」へ。 店に到着してから席に通されるまで何だかんだで一時間ほど待たされ、ギャルはおかんむりだったが、出て来る料理はサラダやスープも含めて逸品揃いだ。 私がオーダーしたのはカウボーイステーキ(リブロース)の三〇〇グラム。 柔らかい肉質とジューシーな脂身が絶品。特製ソースは味噌風味と醤油風味の二種類が同時に提供されるが、どちらを選んでも後悔はしない。 店のマスターは口ヒゲにカウボーイハット姿のダンディーな五〇男で、まぁ決して悪い人物ではなさそうだったが、食事中も構わず彼にやたらと話しかけられたギャルは閉口していた。 何か質問は? OK。諸君の健闘を祈る。 以上だ。 |
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