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May 18, 2014


やぁ、諸君。私がプッシー大尉だ。

連休前に私は一枚のクレジットカードを解約したが、そのカード会社から利用明細の更新を知らせるメールが届いた(こいつは本物)。たぶん先月分の請求だろうが、私は一応カード会社のサイトで明細の内容を確認する事にした。

その作業のためにはログインIDとパスワードが必要だったが、あいにくそんなものはとっくに忘れてしまっている。登録してあるメールアドレスとその他いくつかの「正しい」情報を打ち込めばIDとパスワードは再発行されるというので試したみたが全滅だった。私は罵り声をあげながらそのサイトの画面を閉じた。


数時間後に下のような一通のメールが、私の使っているメールソフトのスパムフィルタをすり抜けて受信箱に届けられた。





あいにく私は以前このカード会社のカードも使っていたことがあり、「Vpass」なるものの名前にも見覚えがあった。なぜかそれを先日解約したカード会社のそれと混同してしまった私は、明細を確認するためのIDとパスワード欲しさに、そのリンクを無意識のうちにクリックしてしまった。そのリンク先でもう一度めげずにチャレンジすれば、何かよい事が起こるかもしれないなんて甘い事を考えたのだ。

たぶん私のパソコンに常駐させてあるセキュリティーソフトが素晴らしい仕事をしたからだろう、リンクをクリックしてもなかなかサイトに接続されない。そしてその一瞬の不自然な挙動を見ていて、私はようやく私の受信箱に何者かによって届けられたそのメールの文面がこのうえない胡散臭さを発散している事に気付き、パソコンそのものを強制終了しなければならなかった。


このような大手の金融機関の名を騙ったフィッシングメールにひっかかる気の毒な人々が跡を絶たないらしい。いつ頃から流行り出したのかよく覚えてないが、私は今までこの手のメールを一目見た瞬間に、それが実に幼稚で浅はかなC級犯罪者から送られて来たメールである事を見抜かなかった事などただの一度もなかったので、この手の詐欺にひっかかってしまうのはよっぽど思慮の足りない、本当に救いようのない「ち・え・お・く・れ」の人々なのだと思っていた。

率直に言って、その辺の思いは今も大して変わってないが、そのうちほんの数パーセントに当たる人々は、カード会社にびた一文とて不当な請求をさせない事に熱心だった私のように、ひょっとするといくつかのよくない条件が「たまたま」重なってしまって、そのような子供だましにひっかかってしまったのかもしれない、と考え直す事にした(それでも暗証番号を抜かれる段階で気付きそうなものだが)。


何か質問は? OK。諸君の健闘を祈る。

以上だ。



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