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・ EOTech 553.A65TAN SU-231/PEQ | |||
NSN: 1240-01-533-0941 P/N: - |
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EOTech は一九九五年、主に軍事レーダーの開発技術をもとに 「ホログラフィックサイト」の概念を発展させて実用化に成功した ERIM(ミシガン環境研究所)によって立ち上げられた銃器用光学機器製造ブランドだ。 一九九六年に第一世代となる競技射撃用のホロサイトをリリースした彼らは 二〇〇〇年によりコンパクト化した第二世代のホロサイトを開発して 軍や各法執行機関への納入を開始、二〇〇五年には ついに USSOCOM(アメリカ特殊作戦軍)との契約に成功する。 尚、EOTechブランドは、ときを同じくして二〇〇五年に アメリカ国防産業の一角を担う「L3コミュニケーションズ」に売却された。 映画「Act of Valor(邦題:ネイビーシールズ)」に登場する SEALS隊員たちの M4 には実に多くの EOTech が搭載されている。 序盤、南米コスタリカで展開された CIA エージェントの救出作戦では ローク・アングル大尉の M4 にモデル 552 が、デイヴ・ノーラン准尉(チーフ)の M4 には シーンに応じて 551 と 552 が搭載されていたほか、メヒカリの「ミルク工場」で繰り広げられた テロリストの殲滅作戦においても、多くの隊員の M4 にタンカラーの 553 が搭載されていた。 モデル553 は USSOCOMの要請に応じて従来のモデルに改良を加え 二〇〇五年に新たにラインナップに追加されたモデルだ(二〇一三年に廃番)。 軍用ライトとの互換性に配慮し、電源をCR123Aバッテリーとしたほか 二〇米の防水機能を実現した(従来品では一〇米)。 制式採用された SOPMOD(Block2)における呼称は「SU-231/PEQ」。 |
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制式採用モデルのたしなみだろうか、お洒落な簡易マニュアルまでついて来る。 | |||
マウント方式も従来品のスクリューマウントから
A.R.M.S.製のスルーレバー方式に変更。 |
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右側面にあるエレベーションとウィンデージのダイアル。 | |||
おそらく出荷段階で M4 のそれに最適化してあるのだろう。
今のところ全く調整の必要性が生じない。 モデル 551、552 と共通の、実にシンプルな背面の操作盤。 |
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電源オンは右手の「↑」ボタンか左手の「↓」ボタンのどちらか一方を、
電源オフは右手の「↑」ボタンと左手の「↓」ボタンを同時に押下。 レティクルの輝度も「↓」ボタンと「↑」ボタンで調節する。 中央の「NV」ボタンは暗視ゴーグルモードへの切り替え用。 まぁ、ゲームでそいつをオンにすることはないだろう。 ちなみに EOTech 製のホロサイトは、何も操作がないまま一定時間を過ぎると 自動で電源オフとなる「オートシャットオフ機能」を備えている。 シャットオフされるまでの時間は、「↑」と「↓」のどちらのボタンで電源をオンにしたかに依存する。 つまり、「↑」ボタンで電源オンにした場合は八時間、「↓」ボタンだと四時間だ。 もちろん私にはそいつを確かめるために、ためしに電源を入れてから わざわざ四時間(あるいは八時間)待ってみるほどの暇はないが 付属のマニュアルにちゃんとそう書いてある。 バッテリーボックスの爪を引き上げるとバッテリーボックスが本体から分離する。 とは言っても、552 とは違ってボックスは本体とワイヤーで接続されている。 |
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光学機器に限らず一部の官給品に見られる「紛失防止」のための知恵だろう。
レティクルは 1MOA のドットを 65MOA 相当のリングで囲むスタイル。 |
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つまり一〇〇ヤード先にいる身長五.四フィート(≒一六五センチメートル)のターゲットが
すっぽりその輪の中に収まる計算になるが、まぁそんな細かい理屈はどうでもいい。 重要なのはリングの存在のおかげで単なるドットサイトを使う場合よりも 明らかに素早いサイティングが可能になるということだ。 EOTech が主張するところによれば、ほかにもEOTech 製のホロサイトには 「一般的な」ドットサイトと比較して以下のような利点があるらしい。 つまり単純に丸いレンズよりも四角いレンズの方が視野が広いとか 平面レンズを採用しているので目の位置によって視差が発生することもないとか 1MOA のドットであるゆえに二〇〇ヤード先の目標物にそれを合わせても ドットの陰に隠れて見えない部分は直径わずか2インチに過ぎない (4MOAのドットサイトでは直径8インチ)といったような事だ。 EOTech は名指しこそしてないが、比較対象はたぶんあのブランドのドットサイトだろう。 そしてたしかにフィールドにおいて両者を比較した場合 私は明らかに EOTech に優位性を感じる。 そればかりか、咄嗟に射撃姿勢に移らなければならない場合や 移動しながらの射撃等、シチュエイションによっては これまで私が最も信頼していた Trijicon よりも 秀でたポテンシャルをすら感じずにはいられない。 |
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