banner_top | Home | Military | Trekking | Gourmet | Life | Contact |
・EOTech 552.A65
EOTech 552.A65
NSN: 1240-01-492-5264

P/N: -

--------------------------------------------------------------------------------------------------------------



EOTech は一九九五年、主に軍事レーダーの開発技術をもとに
「ホログラフィックサイト」の概念を発展させて実用化に成功した
ERIM(ミシガン環境研究所)によって立ち上げられた銃器用光学機器製造ブランドだ。

一九九六年に第一世代となる競技射撃用のホロサイトをリリースした彼らは
二〇〇〇年によりコンパクト化した第二世代のホロサイトを開発して
軍や各法執行機関への納入を開始、二〇〇五年には
ついに USSOCOM(アメリカ特殊作戦軍)との契約に成功する。


尚、EOTechブランドは、ときを同じくして二〇〇五年に
アメリカ国防産業の一角を担う「L3コミュニケーションズ」に売却された。


映画「Act of Valor(邦題:ネイビーシールズ)」に登場する
SEALS隊員たちの M4 には実に多くの EOTech が搭載されている。

序盤、南米コスタリカで展開された CIA エージェントの救出作戦では
ローク・アングル大尉の M4 にモデル 552 が、デイヴ・ノーラン准尉(チーフ)の M4 には
シーンに応じて 551 と 552 が搭載されていたほか、メヒカリの「ミルク工場」で繰り広げられた
テロリストの殲滅作戦においても、多くの隊員の M4 にタンカラーの 553 が搭載されていた。


モデル552 は 551 の改良版として二〇〇四年にリリースされた
比較的世界各地で入手しやすいとされる AAバッテリー(単3電池)で稼働するモデル。

Nバッテリー(単5電池)で稼働する 551、CR123Aバッテリーで稼働する 553 よりも
バッテリーボックスが前に突き出たフォルムが特徴だ。
EOTech 552.A65
私の手元にある 552 は L3コミュニケーションズに吸収後の二〇〇八年四月のロット。
EOTech 552.A65
モデル552 は二〇〇九年初頭までには
レシーバーの前方にマウントしてもデルタリングと干渉しないように
マウント部前方が大胆にカットされたデザインに変更された。
EOTech 552.A65
ローク大尉やチーフの M4 に搭載されていたのはデザイン変更前のモデルなのに
なぜ私が変更後のモデルも持ってるのかって?

そいつは私にあまりに希少な旧型モデルをフィールドに持ち込んで
ボロボロにしてしまう根性がなかったからだ。


右側面にあるエレベーションとウィンデージのダイアル。
EOTech 552.A65
おそらく出荷段階で M4 のそれに最適化してあるのだろう。
今のところ全く調整の必要性が生じない。


モデル 551553 と共通の、実にシンプルな背面の操作盤。
EOTech 552.A65
電源オンは右手の「↑」ボタンか左手の「↓」ボタンのどちらか一方を、
電源オフは右手の「↑」ボタンと左手の「↓」ボタンを同時に押下。

レティクルの輝度も「↓」ボタンと「↑」ボタンで調節する。

中央の「NV」ボタンは暗視ゴーグルモードへの切り替え用。
まぁ、ゲームでそいつをオンにすることはないだろう。


ちなみに EOTech 製のホロサイトは、何も操作がないまま一定時間を過ぎると
自動で電源オフとなる「オートシャットオフ機能」を備えている。

シャットオフされるまでの時間は、「↑」と「↓」のどちらのボタンで電源をオンにしたかに依存する。
つまり、「↑」ボタンで電源オンにした場合は八時間、「↓」ボタンだと四時間だ。

もちろん私にはそいつを確かめるために、ためしに電源を入れてから
わざわざ四時間(あるいは八時間)待ってみるほどの暇はないが
付属のマニュアルにちゃんとそう書いてある。


バッテリーボックスの爪を引き上げるとバッテリーボックスが本体から分離する。
EOTech 552.A65 EOTech 552.A65
バッテリーの交換作業も実に簡単だ。
本当によくできたデバイスだと感心せずにはいられない。


マウントスクリューは二種類用意されている。
EOTech 552.A65 EOTech 552.A65
レティクルは 1MOA のドットを 65MOA 相当のリングで囲むスタイル。
EOTech 552.A65
つまり一〇〇ヤード先にいる身長五.四フィート(≒一六五センチメートル)のターゲットが
すっぽりその輪の中に収まる計算になるが、まぁそんな細かい理屈はどうでもいい。

重要なのはリングの存在のおかげで単なるドットサイトを使う場合よりも
明らかに素早いサイティングが可能になるということだ。


EOTech が主張するところによれば、ほかにもEOTech 製のホロサイトには
「一般的な」ドットサイトと比較して以下のような利点があるらしい。

つまり単純に丸いレンズよりも四角いレンズの方が視野が広いとか
平面レンズを採用しているので目の位置によって視差が発生することもないとか
1MOA のドットであるゆえに二〇〇ヤード先の目標物にそれを合わせても
ドットの陰に隠れて見えない部分は直径わずか2インチに過ぎない
(4MOAのドットサイトでは直径8インチ)といったような事だ。


EOTech は名指しこそしてないが、比較対象はたぶんあのブランドのドットサイトだろう。
そしてたしかにフィールドにおいて両者を比較した場合
私は明らかに EOTech に優位性を感じる。

そればかりか、咄嗟に射撃姿勢に移らなければならない場合や
移動しながらの射撃等、シチュエイションによっては
これまで私が最も信頼していた Trijicon よりも
秀でたポテンシャルをすら感じずにはいられない。
EOTech 552.A65 EOTech 552.A65 EOTech 552.A65


−プッシー大尉烈伝−[サバゲー編]に戻る >>> 
Copyright (C)2011 Lt.Pussy All Rights Reserved.