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・EOTech 551.A65 | |||
NSN: 1240-01-492-5264 P/N: - |
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EOTech は一九九五年、主に軍事レーダーの開発技術をもとに 「ホログラフィックサイト」の概念を発展させて実用化に成功した ERIM(ミシガン環境研究所)によって立ち上げられた銃器用光学機器製造ブランドだ。 一九九六年に第一世代となる競技射撃用のホロサイトを「Bushnell」名義で リリースした彼らは、米軍への納入規格をクリアするべく第二世代のホロサイト開発に着手、 二〇〇〇年の民生品リリースを経て二〇〇一年にはナイトビジョンモードを搭載した ミリタリーグレードの「M550」シリーズをリリースした。 尚、Eotechブランドの他のラインナップのうち「M500」シリーズは旧「Bushnell」製品の再販品、 「M510」シリーズはナイトビジョンモード非搭載、「M520」シリーズはアーチェリー用のモデルとなる。 M551 は「M550」シリーズ展開当初からラインナップされていたモデルで 映画「Act of Valor(邦題:ネイビーシールズ)」や「アメリカン・スナイパー」に登場する 多くの SEALS 隊員の M4(あるいはMk18) にマウントされていた。 M551 は、Nバッテリー(単5電池)で動作するゆえのコンパクトなフォルムを特徴とする。 |
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映画「アメリカン・スナイパー」に登場する多くの SEALS 隊員の M4(あるいはMk18)には
M551 とセットで LMT製のバックアップサイトが搭載されていたが、 M551 が誇るコンパクトなボディーとの組み合わせであればこそ為せる業だ。 私の手元にある M551 は二〇〇四年一月のロット。 「虹マーク」がキュートだ。 |
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カタログスペック上、M551 の動作時間は二〇〇時間に対して
AAバッテリー(単3電池)で動作する M552 の動作時間は六五〇時間。 コンパクトなボディを手に入れるための代償は明らかだ。 右側面にあるエレベーションとウィンデージのダイアル。 |
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おそらく出荷段階で M4 のそれに最適化してあるのだろう。
今のところ全く調整の必要性が生じない。 M552、M553 と共通の、実にシンプルな背面の操作盤。 |
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電源オンは右手の「↑」ボタンか左手の「↓」ボタンのどちらか一方を、
電源オフは右手の「↑」ボタンと左手の「↓」ボタンを同時に押下。 レティクルの輝度も「↓」ボタンと「↑」ボタンで調節する。 中央の「NV」ボタンは暗視ゴーグルモードへの切り替え用。 まぁ、ゲームでそいつをオンにすることはないだろう。 ちなみに EOTech 製のホロサイトは、何も操作がないまま一定時間を過ぎると 自動で電源オフとなる「オートシャットオフ機能」を備えている。 シャットオフされるまでの時間は、「↑」と「↓」のどちらのボタンで電源をオンにしたかに依存する。 つまり、「↑」ボタンで電源オンにした場合は八時間、「↓」ボタンだと四時間だ。 もちろん私にはそいつを確かめるために、ためしに電源を入れてから わざわざ四時間(あるいは八時間)待ってみるほどの暇はないが 付属のマニュアルにちゃんとそう書いてある。 バッテリーボックスの爪を引き上げるとバッテリーボックスが本体から分離する。 |
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バッテリーの交換作業も実に簡単だ。
本当によくできたデバイスだと感心せずにはいられない。 マウントスクリューは二種類用意されている。 |
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レティクルは 1MOA のドットを 65MOA 相当のリングで囲むスタイル。 | |||
つまり一〇〇ヤード先にいる身長五.四フィート(≒一六五センチメートル)のターゲットが
すっぽりその輪の中に収まる計算になるが、まぁそんな細かい理屈はどうでもいい。 重要なのはリングの存在のおかげで単なるドットサイトを使う場合よりも 明らかに素早いサイティングが可能になるということだ。 EOTech が主張するところによれば、ほかにもEOTech 製のホロサイトには 「一般的な」ドットサイトと比較して以下のような利点があるらしい。 つまり単純に丸いレンズよりも四角いレンズの方が視野が広いとか 平面レンズを採用しているので目の位置によって視差が発生することもないとか 1MOA のドットであるゆえに二〇〇ヤード先の目標物にそれを合わせても ドットの陰に隠れて見えない部分は直径わずか2インチに過ぎない (4MOAのドットサイトでは直径8インチ)といったような事だ。 EOTech は名指しこそしてないが、比較対象はたぶんあのブランドのドットサイトだろう。 そしてたしかにフィールドにおいて両者を比較した場合 私は明らかに EOTech に優位性を感じる。 そればかりか、咄嗟に射撃姿勢に移らなければならない場合や 移動しながらの射撃等、シチュエイションによっては これまで私が最も信頼していた Trijicon よりも 秀でたポテンシャルをすら感じずにはいられない。 |
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