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logo_1star 安曇野翁
安曇野翁/鴨せいろ(1)

【 Data 】

長野県北安曇郡池田町中鵜3056-5 [MAP]

TEL:0261-62-1017

営業時間:11:00〜17:00 ※ 売切仕舞

定休日:月曜日 ※ 祝日の場合は翌日

最終訪問:2013.05

私と友人が立山のハイキングに出かけたときに立ち寄った蕎麦屋だ。友人が是非行きたいとやたらプッシュするので付きあう事にした。実はしながわ翁と浅からぬ因縁のある蕎麦屋らしいが、私がこの店を訪問したときにはそんな事はこれっぽっちも知らない。

私たちは例によって、その日のハイキングのスケジュール上の都合から、開店時間とほぼ同時に店に到着した。先客は一組しかいなかったので、まさかこの店が、その道の第一人者とされる蕎麦打ち師の一番弟子が開いた有名店などとは思いもしなかった。なので品書きに「ざるそば」一枚が八四〇円と書かれているのを見た私は「舐めてるのか?」と思った。

私がさらに不快感を覚えたのは、友人がそれについて尋ねたときに店員から返って来た、大盛は提供できないという回答だった。それって八四〇円もする「ざるそば」一枚では腹が膨れなかったらもう一枚、八四〇円の「ざるそば」を注文し直せって事じゃないか。この店との関わりはまるで知らなかったが、少し前に一枚の量を少なめにして大盛の代金をべらぼうな額に設定していた蕎麦屋があった事を思い出したので、私は最近になって蕎麦屋の世界ではそういうのが流行り出したのか?とすら思った。そしてこの店のやり方は、前の蕎麦屋のやり方よりもさらにエスカレートしていた。

その方が腹の足しになるだろう、という理由で、その値段に全く納得してはいなかったが、私は一三五〇円の「鴨せいろ」を注文した。いざ私の下に届けられたそいつを食してみると、たしかに蕎麦にはコシがあって、その上質さは繊細な職人技を思わせ、そして鴨肉はプルプルした絶品だった。だがやっぱり私が満足するには全く「量」が足りなかった!私は、恐らくは店主の深謀なる計略通りに、八四〇円の「ざるそば」を追加で注文しなければならなかった。
安曇野翁/鴨せいろ(2) 安曇野翁/鴨せいろ(3) 安曇野翁/店舗外観


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