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・SUREFIRE M73 | |||
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SUREFIRE の歴史は、レザー装置の開発研究者であったジョン・マシューズ(John Matthews)博士が 一九六九年に設立した産業用レザー装置の製造メーカー「ニューポート(Newport)社」まで遡る。 同社に於いて七九年に銃器用レザーサイトの特許を取得したマシューズ博士は 銃器用レザーサイトの開発に専念すべく「Laser Products」社を設立する。 八〇年代前半にはロサンゼルス市警 SWAT チームの要請で MP5 サブマシンガンと 1911ピストル用のウェポンライトの開発にも着手し それらをベースに八五年に軍、或いは各法執行機関向けの 戦術ライト製造ブランド「SUREFIRE」を立ち上げた。 そんな畑違いの彼らが何を思ったか、 二〇〇四年に突然リリースしたのが M4 用のハンドガード・レイル「M73」だ。 彼ら曰く、彼らが拾い上げた現場の兵士の声を設計に反映して作り上げた 強固で放熱性に優れ M4 にとてもよくフィットする上質なハンドガードは リリースから一〇年以上の歳月が流れた今日において、 大して市場におけるシェアを広げることもなく既に製造終了の憂き目を見ている。 そうした経緯はともかく、映画「Battle: Los Angeles(邦題/世界侵略:ロサンゼルス決戦)」に登場する マイケル・ナンツ二等軍曹の M4 でひときわ鮮やかな存在感を放っていたのは、この「M73」だ。 |
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一般的なルートではなかなか入手することが難しそうなこの稀少なハンドガード・レイルを
私は幸運なことに新品の状態で入手することに成功した。 |
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基本設計はお馴染みの上下分離構造。
ただし、ナイツ・アーマメント製の RIS や RAS とは反対に サイド・レイルはボトム側に配置されている。 |
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※ ただし、論理的には上下反対に装着することも不可能ではない。
実に特徴的な形状をしたサイド・レイル。 穴の数こそ放熱性能のバロメーターということだろう。 |
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放熱板にはガスチューブに沿う形で溝がつけられている。 | |||
アッパーのフロント。
ハンドガードキャップと噛み合わせるための出っ張りは RIS や RAS のそれと同じ設計思想だ。 |
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ボトムのリアー。
デルタリングではなくバレルナットと噛み合わせる。 |
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銃本体に仮組みした状態でアッパーのフロントにイモネジをセットして締めつける。 | |||
イモネジの圧力でボトムは後退してより強固にバレルナットに食い込んでいく。
アッパーは、それに反発して前進することでハンドガードキャップに固定される。 |
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ちなみに本体のほかにゴム製のレイルパネルが同梱されている。 | |||
ナンツ軍曹のパネルはマグプル製なのでそのまま箱の中へ。
M73 は本来、M4 への装着も実に簡単な素晴らしいハンドガードだ。 だが私のようにハンドガード内にバッテリーを収容しなければならない ゲーマーにとっては、そのスリムな形状が不親切きわまりない。 私は友人に依頼してしかるべき筋の工員を手配し、 私の M4 のアウターバレルの形状を最適化してもらわなければならなかった。 |
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ゲームにおける使い心地は全く悪くない。
デルタリングのスプリングが軟弱な銃(つまりマルイ製の次世代 M4)に装着した RAS が 事もあろうに戦闘中に外れてしまうというとんでもない事態を何度か経験したことのある 私にとって、イモネジ固定式のハンドガードは世紀の発明にすら思われる。 ただし、イモネジで締め上げられることによって銃本体にかかる負荷は決して軽くない。 装着がいい加減だったり左右のイモネジの締め方のバランスが崩れていたりすると 稀に弾道が狂うことがあるので注意が必要だ。 ところでこのモデルは既に製造終了しているうえに 「大人の事情によって」本国から輸出させるのがきわめて難しい。 大して需要もなかったからか、国内流通分も弾数が少ないと見えて コンディションのいい個体がなかなか市場に出回らない。 となると、せっかく入手したピカピカの新品を ゲームでボロボロにしてしまうのは忍びない。 私は手ごろな値段でオークションに出品されていた中古品を ゲームで使用するためだけに改めて落札しなければならなかった。 |
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