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・Kelty MAP 3500
	SKU: 29648011 DTN (Desert TAN)
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 「Kelty」は一九五二年に南カリフォルニア在住の建築家であり無類のアウトドアフリークでもあった アシャー・”ディック” ・ケルティ（Asher "Dick" Kelty）氏が、自宅のガレージで 従来にない「外部アルミフレーム式の」バックパックの製作に取りかかったことに端を発する、 今や世界的に知れ渡るアウトドア用品ブランドだ。 ケルティ氏は木製のフレームをアルミにしたほかにも、帆布ではなくナイロン布を使用したことにより 従来のバックパックに比べて大幅な軽量化を実現したほか、ショルダーストラップとウェストベルトの 組み合わせによって両肩と腰の三点に均等に負荷がかかる仕組みを考案するなど、 現在流通するバックパックの原型を作った人物と言われている。 MAP 3500 は多くの特殊部隊員による使用実績が確認できる事で知られるデイ・パックだが、 特にデザート・タンカラーの品番「NSW0423」は、海軍特殊部隊（NSW）向けに製造されたモデルとされ、 映画「ローン・サバイバー」や「アメリカン・スナイパー」においても 劇中に登場する各SEALS隊員の背中でひときわ存在感を放っている。
ジッパーによって開閉されるメインのコンポネントと二つの外部ポケットからなる基本的な構成は Eagle社の A-III パックや Blackhawk社の 3day パックといった軍用パックの定番モデルのそれと変わらない。
ストラップやバックルは定番の軍用パックのそれと比べてチープな印象だ。 500デニールナイロンを採用したことと併せて、軽量化に重点を置いた設計思想が覗える。
メインコンポネント。
フレームはアルミ製のＳ字型。
ハイドレーション・システムの収容部はご丁寧にストラップ付き。
とても分かりやすいチューブの出口。
外部ポケット（フロント）。 軍用パックのセオリーに反して、小物入れが充実している。
背面は蒸れないメッシュ生地。
両サイドには網ポケット。 マイク・マーフィー大尉やマーカス・ラトレル二曹、マシュー・アクセルソン二曹ら （いずれも「ローン・サバイバー」）は水筒を入れていた。
このモデルは一度は廃版になったが ロゴを AMRON 仕様に変更したロットが再販されているようだ。 軽量であるうえにポケット内で小物を小分けして収納できるので タウンユースでも Blackhawk よりはるかに使いやすい。 もっとも 38リットルの大容量を誇るバックパックなので、大して運ぶ荷物もないのに これ見よがしに背負っていても、全くカッコ良くない。
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