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・Knight's Armament Rail Interface System(RIS) | |||
NSN: 1005-01-416-1089 P/N: 94297 |
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Knight's Armament 社は、M16 ライフルの設計者として名高いユージン・ストーナー(Eugene Stoner)と 師弟関係にあったとされる C・リード・ナイトJr.(C. Reed Knight Jr.)によって一九八二年に設立された フロリダに拠点を置く銃器製造メーカーだ。 特殊部隊向けに特化した高性能ライフルの製造でも知られているが Knight's のブランドが広く知られるようになったのは 九八年に USSOCOM(米特殊作戦コマンド)によって Knight's 製の Rail Interface System(RIS) が SOPMOD(特殊作戦専用拡張)キットに採用された事が大きいだろう。 ライフルにマウントされる光学機器等のアクセサリーの着脱を容易にし 作戦の展開されるシチュエイションによって柔軟にそれらを選択する事を可能にした ハンドガードレイル・システムの開発は、従来のアサルトライフルの運用概念を根底から覆す 歴史的な進化を戦場にもたらしたと言ってもいい。 Rail Interface System(RIS)は程なくして、フロントのガスチューブガイドや リヤのボルトと爪(バレルナットを挟み込む)によって、より強固に銃本体に固定する仕様に変更され それらは Rail Adapter System(RAS)と改称されて、米軍の M4 に於ける標準仕様となった。 ただし RAS はその構造上、ブルバレル(射撃時の振動を吸収して命中精度を 向上させるため、肉厚に成型されたバレル)に対応できない。 したがって一部の特殊部隊では RAS が開発されて後も 継続して RIS が使用されている。 Rail Interface System(RIS)は上下2ピースに分かれており 基本的な構造は従来のハンドガードとさほど変わらない。 アッパーはハンドガードキャップを挟み込むためのフロントの鉤爪を ボルトで締め付け、気持ちばかり固定する。 |
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裏側には取付方向を示す矢印。 | |||
ロワーの放熱板にも取付方向を示す矢印。
前後を間違える慌て者が多いのだろうか。 |
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レイル部にはナンバリングが施されている。
1 を起点にフロントからカウントされていく。 ※ RAS は 14 を起点にリアからカウント。銃本体フレームのリブ数まで考慮。 |
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レイルの破損を防ぐため、アクセサリーがマウントされていない場合は
専用のパネルでレイルを保護するのが望ましい。 私の手元にある RIS は民生品だが、11リブのパネルが三枚同梱されていた。 |
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アクセサリーがマウントされている場合に、レイルの余剰部分を保護するための
小型のリブパネルもオプションで入手可能だ。 左から、6リブ用、4リブ用、2リブ用。 |
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オプションのヴァーチカル・フォワード・グリップ。
RAS の場合はリブパネルやグリップは 標準のパッケージに含まれるようだ。 |
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以上の事実から、RIS と RAS をその外観で見分ける方法としては
リブのナンバリングを確認するか、固定用スクリューの頭が 前にあるか後ろにあるかに関心を払う事が挙げられるだろう。 つまり、注意深く観察してみると、例えば映画「Act of Valor(邦題:ネイビーシールズ)」で デイヴ・ノーラン准尉(チーフ)がおんぼろトラックの荷台からパンパン撃ちまくっていた M4 のハンドガードが RIS である事は容易に判別できる。 恐らくそれは流通した数に起因する問題だろうが RIS は RAS よりも高値で取引される傾向がある。 私は RIS はコレクションとして自宅で大切に保管する一方で ゲームには安値で入手した RAS を M4 に装着して参加し、酷使している。 |
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