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Beretta M9
Beretta M9      including

     for U.S. Army Style

     for USMC Style


イタリアのベレッタ社(家)の歴史は古い。既に神聖ローマ皇帝・カール五世の時代(一六世紀前半)にはヴェネツィア海軍の要請に応じて火縄銃を製造していた記録がある。M9 の知名度が際立つブランドだが、優れた競技銃や狩猟銃を製造しているメーカーでもある。

M9 は八五年に米軍制式採用となったショートリコイル式のセミオートマチックピストルだ。七二年にその設計が開始され、七六年にリリースされた「モデル92」を原型としており、スライド上部を大胆にカットしたデザインが大きな特徴だ。最終的に SIG SAUER P226 を抑えて制式拳銃の座を射止める決め手になったのは、安全装置の仕組みと「安価であること」であったと言われている。

映画「ハートロッカー」に登場する EOD 隊員に感化されて ACU ベースのフル装備をセットアップした私だったが、彼らは必ずしもピストルを携行しているわけではない事実はもちろん認識していた。だからと言ってゲーム当日、フィールドに M4 しか持参しないというのは少々具合が悪い。私の友人たちはとにかく「ハンドガン戦」が大好きだ。「ハンドガン戦」に持ち込みを許可される武器を何も所持していない参加者は、その楽しいイベントの間、ただセーフティーで大人しくしてなければならない。それにナンツ軍曹ごっこを楽しみたいなら、敵兵が逃げ出したら当然のように、わざわざ M4 からスイッチしてでもベレッタを構えて逃げる敵兵の背中に何発もぶち込まなければならない!

幸い私の手元には、随分と昔に映画「ザ・ロック」の海兵隊員ごっこをしたくて入手した WA(ウエスタン・アームズ)製の 92FS があった。もちろん当時の私がいまの私並みの知識や判断力を備えていたならば、間違いなく WA ではなくマルイ製を購入していただろう。そうは言っても 92FS は、同じ WA製のガバメント系に比べれば動作は安定している。

WA製のエアソフトガン全般について言える事だと思うが、私が気に入っているのはその手にとったときにずっしりと伝わって来る重厚感だ。WA製の 92FS の重量は手元の秤によれば 2.17lb(≒980g)に及ぶ。体感的な射程距離は一〇米程度で、市街戦に持ち込むには少々物足りない。HOPの調整にはレンチが必要だ。私はあまりこの銃を実戦で使用しないので、たまに HOP 調整が必要なときにフィールドストリッピングの手順を忘れてしまって、現場で下品な罵り声をあげる事がある。
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