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・Aimpoint Comp M
Aimpoint Comp M
NSN: 1240-01-411-1265

P/N: 10148

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Aimpoint は一九七四年に設立されたスウェーデンの銃器用光学機器製造ブランドだ。

一九九三年に競技用ピストルでの使用を前提に発光ダイオードを用いた
レッドドットサイト「Comp」を開発した彼らは、一九九七年、陸軍との間に
その強化版モデルである Comp M(Comp Military) 一〇万個を納品する契約を結ぶ事に成功した。


Comp M は(当時に於ける)全世代ナイトビジョンへの対応や水深一〇米の防水機能のほか
新式ダイオードテクノロジーの採用によって
従来品の三倍の輝度と五倍の省電力設計を実現したと言われている。

そのデザインは後発モデルとなる Comp M2 と酷似しているが
やや全長が短いことと、エレベーションダイヤル、ウィンデージダイヤル、バッテリーを保護する
三つのキャップを連結するワイヤーが大きな特徴として挙げられる。
Aimpoint Comp M Aimpoint Comp M
光点輝度の調節は射手側右手のダイヤルで行う。
NV(ナイトビジョン)モードを起点(ゼロ)として一〇段階の調節が可能だ。
Aimpoint Comp M
Comp M2 同様、白昼戦では 8 から 9 を使う事になる。


ワイヤで連結された各キャップを外すと
エレベーションまたはウィンデージの調整用ダイヤルが露出する。

トップのダイヤルがエレベーションダイヤル、サイドがウィンデージだ。
Aimpoint Comp M
バッテリーは Comp M2 と同じく 2L76(DL1/3N)。
Aimpoint Comp M
マウントは汎用性の高い 30mm 用がフィットする。

私の Comp M は民生品だが、専用マウントがパッケージに同梱されており
着脱に必要となる専用のレンチも付属している。
Aimpoint Comp M
反射光によって敵に居場所を発見されないために装着するキルフラッシュ。
ネジのように時計回りにくるくる回して装着する。

Comp M2 と共用が可能だ。
Aimpoint Comp M
バトラーキャップはキルフラッシュの上からでも閉じる事ができる。


Comp M2 同様、Eotech に比べてドットを認識するまでに若干の時間を要するが
アイリリーフはそれなりに長く、ドットの視認性は高い。

Eotech と比べてやや狭い射界は好みの分かれるところだろう。
Aimpoint Comp M
映画「ブラックホークダウン」では、デルタ隊員(Dボーイズ)のカービン銃にほぼ例外なく搭載されていた。

未公開シーンでは、サンダーソン軍曹がそれを手に取ってにやにやするシーンがあるが
実際のソマリア紛争時(一九九三年)には、まだ開発されてないサイトである点には注意を払うべきだ。


また、映画「アメリカン・スナイパー」でクリス・カイルの M4 に装着されているのも、この Comp M だろう。

誰もが時代背景や SOPMOD の採用実績、あるいはキャップがゴム製ストラップで連結されていることから
それを Comp M2 だと決めつけるのを尻目に、私はそのドットサイトの形状を厳しくチェックすることを忘れない。


尚、Comp M は二〇〇一年に廃盤となり、 Comp M2 に更新された。

つまり製造されて既に一〇年以上経過しているにも関わらず
私の Comp M に機能上の問題は皆無だ。
Aimpoint Comp M Aimpoint Comp M Aimpoint Comp M


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