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September 16, 2017


やぁ、諸君。私がプッシー大尉だ。

下田へ釣りに出かける予定だったんだが、台風が来るというのでキャンセル。知り合い二人を誘って日光東照宮へ。


急な話なので宿の確保も危ぶまれたが、猪苗代にある雰囲気も値段もいい感じの宿がまだ空いていたのですぐさま確保。せっかくなので明日は鶴ヶ城(会津若松城)でも見に行くことにする。


昼前に東京を出発。下道は少々混んでいたものの、ハイウェイに乗ってしまえばそれほどでもない。

もっとも「日光道」を下りた先の、東照宮の駐車場へと続く道は大渋滞だ。車はちっとも前に進まず、最後の二マイルが遠い。


駐車場の一マイルほど手前の曲がり角に差し掛かったときにふと見ると、市営の「御幸町第一駐車場」とやらに向かうには直進しろという案内板があって、さらにご丁寧にもすぐ横に「空き」マークまで表示されている。

にも関わらず、一台たりとてその角を直進する車がいない。


私は素早く助手席のメンバーにスマートフォンで「御幸町第一駐車場」を検索させ、駐車料金(一回五一〇円)や出庫可能時間を確認したうえで、曲がり角を右折する車たちを尻目にさっさと車列を抜け出して直進し、「御幸町第一駐車場」の最後の一台分の空きスペースに車を滑り込ませた。

抜け出すまでに何時間かかるかも分からない渋滞に留まることを思えば、たかだか一マイル程度歩かされたところで物の数ではない。私たちのような賢い判断ができないドライバーばかりで私たちは大助かりだ。


駐車場からガストの看板が見えたので昼食のためにそちらへ向かったんだが、その途中で見つけてしまった魅惑的なそば屋。





せっかくなのでこっちの店にしようとメンバーの意見が一致し入店。

もちろんオーダーは、当店こそが元祖だと謳う「湯波そば(一二〇〇円)」。





そばもまぁまぁイケてるんだが、何と言っても圧巻は塊で放り込まれたかのような湯葉(湯波)巻。これまでの人生で出会って来た湯葉たちはいったい何だったのかと思うくらい、厚みしかり食味しかり存在感がまるで違う。

調べてみたところではこのそば屋、知る人ぞ知る名店らしい。何の予備知識もないまま看板の謳い文句だけを鵜呑みにして飛び込んでしまったが、そもそも「御幸町第一駐車場」に車をとめてなければ、この店の存在に気付くことも、ましてや入店することなどなかったに違いない。

私がせっかっく日光を訪れたこの機会に素晴らしい「湯波そば」を賞味できるように神様が仕向けたとしか思えない、まったくラッキーな出来事だった。


さて、肝心の東照宮は例によって観光客だらけ。





それにしても金閣寺銀閣寺の「拝観料」がいかに良心的なものだったかを思い知らされる。





有料ゾーンに進入して間もなく現れる「三猿」。





陽明門(国宝)。





唐門(国宝)。





「眠り猫(国宝)」。





一七世紀前半の「伝説の名工」とすら謳われる左甚五郎の手によるとやらで相当に有名な彫り物らしいが、実は私はその存在すら知らなかったのはここだけの話だ。


最後は徳川家康の墓だとか言う奥宮まで行ってみたんだが、延々と階段を昇らされるなど、それなりの運動量を必要とする。体力のない人間は周りの迷惑になるから陽明門あたりでとっとと引き返すべきだ。

帰路では観光客らしきデブの白人女がヨタヨタ歩いて狭い階段を塞いでいてムカついた。


初めて訪問してみて思ったことは、この日光東照宮は見た目は華やかかもしれないが、よくよく観察すると派手で奇抜な意匠で飾り立てているだけで、つい先日、鑑賞して来たばかりの七世紀の建造物に比肩するような重厚さをまるで感じないということだ。何というか趣味の悪い中華料理屋にでも行って来た気分だ。


ひと通り散策を終えたところで駐車場まで戻って猪苗代の宿に向かう。途中、メンバー一人の希望により、飼育されているフラミンゴをガラス越しに鑑賞しながら食事を楽しめるとかいう「メヒコ郡山フラミンゴ館」に立ち寄る。





フラミンゴがいようがいまいが、食事の美味さには何の関係もないと思うんだが、「女子」の考えることはよくわからない。

私がオーダーした「カニクリームコロッケ」はまぁまぁ美味だったんだが、たった二個で一二〇〇円という値段には閉口した。ところでデザートに注文したショコラパフェは素直に美味かった。


何か質問は? OK。諸君の健闘を祈る。

以上だ。



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