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August 29, 2017


やぁ、諸君。私がプッシー大尉だ。

さる人物と奈良の史跡訪問へ。


まず向かったのは法隆寺。公式サイトでは大和路線の法隆寺駅から「徒歩二〇分」などと案内されているが、どうしてどうして。猛暑の中、田んぼに挟まれたような周りの風景の変化に乏しい田舎国道を延々と歩かされるせいで、到着する頃には、かれこれ一時間以上も歩いたような気分になる。


実測三〇分ほど歩いてようやく到着した南大門。





オリジナルは一五世紀に焼失したらしいが、すぐさま当時の西大門を移築したとかで「国宝」。


ラッキーだったのは、この法隆寺だけは観光客がほとんどおらず、眺めが貸し切り状態だったことだ。


五重塔(国宝)。





金堂(国宝)。





夢殿(国宝)。





東大門(国宝)。





七世紀には創建されていたとされる寺院だけあって他にも国宝物件が目白押しなんだが、残念ながら仏像類は写真撮影が禁止されている。


大宝蔵院の展示品なども見て回っていたらいい時刻になったので、南大門前の「志むら」で昼食。

冷やし中華は「まぁまぁ」の域を出なかったが、デザートにオーダーしたミルク金時(+白玉)が絶品だった。





さて、往路で懲りた私たちは今さら法隆寺駅まで歩いて戻る気力もないので、近くのバス停から東大寺へと向かうことにする。

バス停には直通バスの案内が出ているのだが、タブレット端末で調べてみると運休することもあるらしい。念のため、すぐ近くの案内所に確認に行く。


出迎えてくれた初老というよりも既にお爺さんの域に達しているガイド氏に、今日も直通バスは走っているのかと尋ねると、そんなものに乗るよりも法隆寺駅まで循環バスで行って電車で向かった方が明らかに速くて安上がりだと熱心に勧めてくる。直通バスだと八〇〇円近い運賃で一時間以上かかるのは事実だ。この爺さん、まんざら嘘をついてるわけではなさそうだ。

丁重に礼を述べて爺さんの提案してくれたルートで東大寺を目指す。乗ってみて分かったことだが、公式サイトの情報に騙された感はあるものの、そもそも始めから「循環バス」を使わなかったのは私たちの判断ミスだった。


奈良駅まで大和路線で移動してバス停へと向かう。奈良駅からも「循環バス」が出ていて、こいつが東大寺まで私たちを運んでくれるはずだ。

お目当てのバスが発車するホームを見つけて駆け寄り、念のため、近くに立っていた案内役のスタッフらしき若者に「PASMO」が使えるかどうか聞いてみたんだが、若者は私の質問に答えるだけでは飽き足らず、私たちの行き先を尋ねて来る。

東大寺に大仏を見に行くのだ、と答えると、こちらのバスの方が早く出ます、などと頼んでもいないのに別のホームまで私たちを連れて行ってくれた。法隆寺のバス停にいた爺さんもそうだが、奈良には親切なひとが多いんだな。


大仏殿前のバス停で降りてみると、残念ながら、ここも外国人観光客だらけ。


まず出迎えてくれるのは、八世紀に建造されたが一〇世紀に強風により倒壊し、一三世紀に再建された国宝「南大門」。





手前には、「鹿せんべい」を購入した物好きな外国人観光客の周りにどこからともなく集まって来る、さもしい鹿の群れ。





鹿は放っておいて、いよいよ「大仏さん」とご対面。





「大仏さん」は正式な名称を「盧舎那仏(坐)像」などという。オリジナルは八世紀に建造されたが二度焼失しており、現存するのは一六世紀に造り直されたものらしい。

同じく二度焼失し、一八世紀に再建された大仏殿(金堂)共々、「国宝」に指定されている。





喉が渇いたので「三山」で宇治金時。





これもまた絶品。今後は史跡に立ち寄ったら必ず近隣の氷屋に立ち寄ることを心に決めて、私たちは三日間に渡る近畿地方の史跡巡りを終えた。


何か質問は? OK。諸君の健闘を祈る。

以上だ。



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