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August 6, 2017


やぁ、諸君。私がプッシー大尉だ。

ねぶた祭りに参加するため青森へ。


話を持ちかけて来たのは、既に四、五回の参加経験があるという知り合いのギャルで、彼女曰く、この時期、青森界隈の宿泊施設はほぼ確保不可能なんだが、彼女の知り合いで、今回、私は初対面となる、ダルビッシュ投手似のイケメンの祖父母宅が浪岡にあって、そこに泊めてもらえるらしい。

はたして、私、ギャル、ダルビッシュ氏を含むメンバー五名は金曜日の〇八〇〇時に東京駅に集合。事前にギャルが指定席を確保していた新幹線に乗り込んで新青森駅を目指す。


新青森駅到着後、先に浪岡へ向かうダルビッシュ氏以外の四人は青森駅へ。私にとっては四年ぶりの訪問となる青森で、さっそく昼食に向かったのは「のっけ丼」なる青森名物(?)が提供される古川市場。





受付でチケットを一〇枚(一三〇〇円)購入し、市場内の各鮮魚店で必要枚数を渡して具を丼に「のっけ」てもらうシステムらしい。たとえばイクラを「のっけ」てもらうにはチケット二枚、サーモンなら二切れ一枚といった具合だ。


ライスを入手するにもチケットが一枚必要な事実には閉口しつつ、市場内を練り歩いて作り上げた一作目。





見た目も貧相だが、それ以前に昼食一食分には量が少なすぎる。四人のうち私だけは、もう一度チケット購入からやり直して「おかわり」をすることに。


受付前にできた行列に並んでチケットを購入する人々を観察していると、一〇枚綴りとは別に五枚綴りのチケット(六五〇円)も販売されているようだ。なるほど、チケット一五枚(二〇枚だと高過ぎる)もつぎ込めば、それなりに豪華な「のっけ丼」を完成させることができそうだ。


二作目となる渾身の「のっけ丼」。





二杯の「のっけ丼」をこさえてみて分かったことは、作品に対する満足度は食材を入手した店に負うところが大きいということだ。同じ大トロでもチケット二枚で売っている店のはまぁまぁイケていたが、チケット三枚で売ってる店のは吐き出したくなるほど不味かった。

あとから冷静に振り返ってみれば、チケット一枚と言われればただの紙切れのように思えるが、現金に換算すればれっきとした「一〇〇円」だ。このシステムは、合理的な判断力を失いがちな観光客の目をくらませて湯水のごとく金を浪費させるための悪質なトリックなんじゃないか?


食事を終え、ダルビッシュ氏と合流して祭り衣装のレンタル屋へ。


レンタル代は一日およそ三〇〇〇円。フルセットを購入すれば六〇〇〇円。

二日間に渡って祭りに参加することを思えば、買ってしまった方がいいように思えるのだが、経験者のギャルやダルビッシュ氏いわく、衣裳は汗でびたびたになること必至で、購入した場合、次に使うまでに洗濯を済ませなければならないとか、祭りが終わった後の着替え場所が提供されないとか、いろいろと不便なんだそうだ。

レンタルなら着付け料金込み、レンタル屋によって着替え場所が提供され、さらに荷物も無料で預かってもらえる。


変身。





ねぶた祭りの特色として、正装(お腰、浴衣、シゴキ、タスキ、白足袋、草履)さえしていれば誰でも参加可能というものがある。

ねぶた祭りのシンボルとも言うべき、針金に張った紙に絵を描いて中からLEDを点灯させる神輿のような巨大な灯篭を「ねぶた」といい、祭りでは二〇台前後の「ねぶた」が町中を巡回するが、それぞれの「ねぶた」には、県や市のほか企業、団体、教育機関などがスポンサーとして付いており、「ねぶた」単位でチームが構成されている。

そして参加希望者は、名目上はどのチームに参加してもオーケーということになっているらしい。


私たちが参加したのはパナソニックのチーム。





参加者は「ハネト(跳人)」と呼ばれ、移動中は、お囃子に合わせて飛び跳ね続けることを要求される。

ギャルからは、いかにも観光客といった感じの「下手くそな」跳ね方は恥ずかしいのでやめてくれ、ときつく言い渡されていて、私も直前に一五分だけYoutubeの動画で予習した成果をもとに必死で跳ねるのだが、あまり真面目に跳ねていると翌日に激しい筋肉痛に襲われる羽目になるので、適度に手を抜くことも重要だ。


二時間のパレードが終了したら、レンタル屋の主人の自宅のようなところで着替えて夕食へ。


ギャルお薦めの「鮨処あすか(新町店)」。





ギャル曰く、毎日通っても飽きないほど「イケてる」寿司屋らしい。


手始めに「本日のおすすめ」とされていたメバルから。





うひゃー、マジで美味い。


あれもこれもと注文したので、その全てを紹介することは不可能だが、特に印象に残ったネタだけでも。


煮穴子。





本鮪大とろ。





ここまで一粒一粒に張りのあるイクラは初めてだ。





私が寿司屋の実力のバロメータとして重視する玉子も言うことなし。





提供されるありとあらゆるネタが「イケてる」ので、私たちは今回の滞在中、計三度訪問してしまった。


翌土曜日も全員で祭りに参加。


早くも「新人離れ」したハネトぶりを見せつける私。





翌朝は私以外のメンバー全員が湿布や塗り薬のお世話になるなか、この私には一切そんなものは不要だった事も強調しておこう。


何か質問は? OK。諸君の健闘を祈る。

以上だ。



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