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November 9, 2016


やぁ、諸君。私がプッシー大尉だ。

正直なところ私もメディアの事前予想を鵜呑みにしていたのでトランプ氏の当選は全く想定外だったが、世界中が悲観するほどの事だろうか。政治経験がないという懸念点はあるにせよ、彼が公約に掲げているのは不法移民を追い払うという、本来すぐにでも着手されるべき真っ当な政策だ。イスラム教に毒された若者が世界各地でテロを起こしているのも事実だし、「スター」にしっぽを振って言い寄って来る女性が存在するのもまた事実だろう。

過去の言動を引っ張り出しては執拗にトランプ氏を攻撃した女性司会者に対してトランプ氏が言い放ったという「(体の)どこであれ血が出ていた」のコメントに、私は大笑いしたものだ。そのコメントを「勝手に」生理と結びつけて「女性蔑視だ」などと批判する人々がいたが、本人が主張していたようにトランプ氏はそんな事は一言も「言ってない」。たしかに言ってないのだが笑えてしまうのがトランプ氏のユーモア・センスの秀逸さだと私は思う(分からないひとには一生分からないだろう)。


今回の投票結果が教えてくれるのは、トランプ氏が公約で提示した「行き過ぎた人権主義」に対する疑念を、多くのアメリカ人が共感をもって受け入れたという事実だろう。感情論に訴えては不法移民を甘やかし、平等や信教の自由という理想論的な価値観の名の下にテロのリスクから目を反らし、女性は常に正しく清廉な存在だとでも言わんばかりの幻想をばら撒くロマンチストたちに迎合することを半ば強要される社会に、多くの人々はいい加減に嫌気がさしているという事ではないか。

実際に同じようなことは他の国々でも起きている。怠け者の南部ヨーロッパ人に愛想を突かしたイギリス国民はEUからの離脱を選択したし、無制限に難民を受け入れる「人道的な」決断をしたメルケル一派に対してドイツ国民は失望を露わにした。日本では生活保護受給者に対する社会の目は厳しく(冷たく?)なる一方だ。


トランプ氏の当選に絶望している人々はクリントン氏が大統領になることを望んでいたんだろうが、本当にそれが人々にとっての正解だったのだろうか。クリントン氏はトランプ氏と比較する限りにおいては良識をそなえた人物に見えなくもないが、オバマ氏と対決していた八年前のキャラクターは醜悪そのものであったように記憶している。人間の本性が八年かそこらで簡単に変わるものだとは、私には思えないんだがな。


何か質問は? OK。諸君の健闘を祈る。

以上だ。



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