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Feburuary 12, 2016 やぁ、諸君。私がプッシー大尉だ。 国会に育児休暇制度を導入しようというあまりに先鋭的な提言をしてしまったばかりに、大勢の自民党の古株議員を敵に回す羽目になってしまった可愛そうな若手議員が、出産間近の妻をさしおいてオバサン臭いB級タレントと自宅で密会していたのが発覚して、今度は支持層だったはずの女性層を含む世の中の大半の人々まで敵に回してしまうという、政界のニュースとしては久しぶりに腹を抱えて笑ってしまったとても愉快なコメディー劇は、結局「イクメン議員」氏があっさり議員辞職するという結末で終わった。 イクメン氏の会見を目にしたが、報道陣に聞かれるがままにFカップ・オバサンとの馴れ初めから過去の女性遍歴まで洗いざらい答えてみたり、辞め際といい何とも正直で潔い男じゃないか(もちろん国会議員としての資質は別問題だ)。 広告主が最も気を遣う女性層の顔色でも伺いたいのか、イクメン氏に対して厳しい論陣を張るメディアばかりが目に着くが、本気でイクメン氏の行状を糾弾したいなら船田とか後藤田とか、未だに生き残ってる自民党内の古株のコメントを求めて各社一丸となって突撃していくべきだろう。甘利の追及も尻すぼみだし、結局、手軽に叩けるところを叩いて頭の軽い視聴者のご機嫌をとっているだけなのは明らかだ。 そもそも私生活での振る舞いを取り上げて政治家を評価する事にいったいどれほどの価値があるのか。実際のところ、育児休暇制度の普及を願っているのに今回の出来事でこのイクメン氏に「裏切られた」みたいな論調を展開する女性たちは(男もそうだが)、目先の出来事にしか注意を払わない典型的な愚か者だ。結果的に彼女たちは、育児休暇の提言なんて「単なるパフォーマンスだ」と息巻いていた守旧派が勢いづくのにただ手を貸しているだけにしか見えないのだが、そうは考えないのか。 もちろんイクメン氏の家庭にとっては大きな問題なんだろうが、こんなのは国民がことさら関心を抱くほどの出来事じゃない。何百兆円とも言われる借金を後の世代に押し付けてまで株相場に注ぎ込んで年金資産をパーにした挙句に普段からエラそうな答弁を繰り返す割には田舎議員の顔色を窺って定数削減もぐずぐずと実現できない、そのくせトカゲみたいな顔をした女大臣を使って放送法なんぞちらつかせつつメディアに圧力をかけることは忘れないような、自民党政権としても近年例を見ないこんな質の悪い政権でみんな本当にいいのかい?ってことに、最近の政治経済情勢に最低限の関心を払う賢明な人々は目を向けているだろう。 何か質問は? OK。諸君の健闘を祈る。 以上だ。 |
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