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October 3, 2015


やぁ、諸君。私がプッシー大尉だ。

トミーに誘われて土浦の花火大会へ。


トミーの友人男女三名が一〇〇〇時から有料の桟敷席のすぐ近くのスペースを占領して、私たちの分も含めて一四、五名分の観覧場所を確保してくれているらしい。なんて素敵な友人に恵まれてるんだ、トミー!


トミーは会場周辺の混雑をうまくやり過ごす方法も検討済みで、四マイルほど離れた公園の駐車場にアウディをとめて、そこから自転車で現地に向かうと言う。アウディの荷物スペースに積めるような自転車なんて持ち合わせてない私のために、トミーは別の友人から折り畳み式のやつを一台借りて来た。


(ほぼトミーによって)組立完了。





結構、年代物のようだが決して具合は悪くない。ただトミーは自前の最新式に乗っているので、私はどうしてもひぃひぃ言いながら涼しげに快走するトミーの背中を必死になって追いかけることになる。

そして先導するトミーのルート選択のセンスは最悪で(と言うよりも弱者への配慮が足りないので)、わざわざ急な登り坂や段差の激しい道を先導していった挙句に道を間違えて軽く二マイル弱は遠回りさせられたのにはここだけの話、ムカついた。


現地に近づくにつれて車は渋滞し、おまけに歩道からあぶれた人の群れが車道にはみ出して歩くようになるので、小回りのきく自転車であっても、車道の左側を一列で、なんてまともなコース取りではちっとも前に進めなくなる。

コンプライアンスに厳しいトミーには申し訳なく思いながら、それとなく先頭に躍り出た私は、そういった場合に「たぶん」常識的に許される範囲でもっとも現地に早く着けるルートをその場で判断し、仕事熱心な警察官がその辺にいないことを祈りつつ無言で巧みにハンドルを操り自転車を走らせた。


桜川にかかる土浦橋を渡って左に折れたあたりで自転車から降りて、堤防上の屋台が並ぶ小道を有志の面々が占拠した観覧スペースへと歩いて向かう(結果論から言えば、学園大橋側からアクセスした方が全然近かった)。

有料の桟敷席が設置される河川敷から続く堤防の斜面は既に「ただ見」の客でぎっしり埋まっていて、屋台前の道もどうしようもなく混雑していて遅々として進まない。適当なところで混雑から無理矢理抜け出して堤防の外側に自転車を置いてから再度クソのような堤防上の道へと復帰し、たまたま通りがかった屋台で六〇〇円のお好み焼きを入手して、さらに人の流れに合わせてちんたら歩いているうちに、ようやくトミーは素敵な友人たちを堤防の斜面に発見した。


既に集合していたトミーの友人たちの中には初めてみる顔もいたし、もう何度も会ったことのある気心の知れた連中もいた。ひとまず私は、観覧席を朝から確保してくれた偉大なる功労者三名に感謝の気持ちを伝えながら、個人的に持参した「チオビタ」を差し入れる。

斜面は結構な角度で、適切な姿勢を維持しないとずるずる下へと滑ってしまう。だが仰向けに寝転ぶ形で一度姿勢が安定してしまえば、間近で打ち上げられる豪快な花火を、その度にいちいち見上げたりすることなく真正面に見ながら堪能できるって寸法だ。


私(とトミー)がついさっき屋台で入手したばかりの大して美味くもないお好み焼に文句を言いながら、そいつを掻き込んでるうちに大会はスタートした。


まさに私たちの目の前で豪快に炸裂する迫力の大玉(一〇号玉)。





少し離れた北側(右手)のポイントからも打ち上げられる。





圧巻だったのは中盤に展開された「ワイドスターマイン」。惜しみなく何十発も連続して打ち上げられる大物たちが夜空を彩る。





うへー。





ひゃー。





いや、もうマジですげー。





あまりに「ワイドスターマイン」が素晴らしすぎて、後半戦はいまいち盛り上がらなかったような気がしないでもない。





帰りは道に迷うこともなく、ピクリとも動かない渋滞する車の間をすり抜けてスイスイとアウディの元に帰還。同じころ、駅でもとんでもない混雑が発生していたらしい。(多少の道迷いには目を瞑るとして)トミーのプランは実に適確で素晴らしいものだった。


何か質問は? OK。諸君の健闘を祈る。

以上だ。



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