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August 22, 2015


やぁ、諸君。私がプッシー大尉だ。

例によってアジとクロダイ狙いで「メバルマン」と外房の「大原漁港」へ。


台風が南の海上にあるのは織り込み済みだ。気象予報では晴れ。風も五米/秒未満。かえって外海が荒れてる方が予期せぬ大物も港内に逃げ込んで来てそうで面白いじゃないか。

房総半島を渡りきって九十九里浜が見えて来た頃に、私たちの想像をはるかに超える高波が海岸に押し寄せているのもお構いなしに海水浴客がビーチに溢れている光景を見て「いったいあいつら何考えてんだ?」などと「メバルマン」と語らいつつ、アタック5に寄り道をしてから現地へ。目指すは外側の赤灯だ。


釣り人がいない。





赤灯の足元まで様子を見に行ったが、たまに外海側のテトラを超える大波がやって来るのでそこで釣るプランは即座に却下。身の危険がどうの、と言う前にそんなところで食い物を探して泳ぎ回ってる魚なんているわけがないだろう。

港内も海底から巻き上げられる砂で濁りがきつい。いったん市場前の様子を見に行ったが同じようなものだ。少しでも大物が潜んでそうな赤灯のある堤防側に戻って港内向きに釣り座をかまえることにする。


もっとも私には、獲物が釣れる釣れない以前に今日は新調した竿の具合をテストしたいという思惑がある。


陽光を浴びながら駐機場に待機する戦闘機よろしく水辺に佇むダイワのリーガル(磯竿)とリバティクラブ(ルアーロッド)。





リーガルは前回、下田港の犬走島堤防で折れてしまった磯竿の後任だ。結構な値段だが、ふかせ釣りがメインのスタイルとなりつつある私にはギリギリ許容範囲だ。

バランスがどうとか調子がどうとか細かいことは分からないが、前の磯竿に比べて二〇パーセントほど軽量化されているだけでもその値打ちがあるってもんだ。


リバティクラブはML(ミディアムライト)のルアーロッドが欲しくて入手。

これまでMH(ミディアムヘヴィ)のショアジギロッドでナイロン四号に直結した二〇グラムほどのメタルジグをフルキャストする度にラインが切れて(一五号のジェット天秤はいくら投げてもOKなのに!)泣きそうな気分を味わって来た私は、ついに観念してフロロカーボン(五号)のショックリーダーを採用することにしたわけだが、電車結びくらいしか出来ない私としては、竿も柔らかいものにする必要があるんじゃないかってことだ。間違ってるだろうか。


リールはナイロン三号を二〇〇米巻くためにチョイスしたレブロス3000。





私にとっては竿と変わらない値段を誇る如何にも「高級機」だが、ダイワの位置づけではあくまで入門者用のリールらしい。うへー、本気で釣りをやってる連中は道具一式にいったいいくら注ぎ込んでるって言うんだ?


さて、肝心の釣りの方だが、ウキを投入すると潮の流れであっと言う間に右に一〇米は流され(道糸を止めてなければもっと流されただろう)、しばらくして私の正面に戻って来たと思ったらそのまま左に一〇米は流されてしまうような状況では、もちろん釣りは成立しなかった。たぶん巨大な洗濯機よろしく潮が港内全体を右へ左へと何度も転回していたに違いない。

ふかせ釣りとは別にイシモチが狙えると聞いて持参したチョイ投げ仕掛けの針にアオイソメを刺して港内にぶっ込んでから置き竿にしておいたんだが、こちらも「洗濯機」にもまれて糸は絡みまくるわ、私のパンツの代わりに巨大な海藻が何本も針にかかるわ、全く話にならない状況だった。


「試験飛行」に挑んだレブロスはなかなかスムーズな巻き心地だったが、まぁ獲物のかかってないルアーをどれだけスムーズに巻き取ったところで意味はないしな。二〇グラム弱のメタルバイブを何度かフルキャストしてみたが、私の電車結びでもすっぽ抜けなかったのと、最後までラインが切れることもなかったのは何よりの収穫だった。


そして私たちは今後、太平洋上に台風がある日は絶対に釣りに出かけないことを心に誓ってその場を後にした。


何か質問は? OK。諸君の健闘を祈る。

以上だ。



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