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August 6, 2015


やぁ、諸君。私がプッシー大尉だ。

滋賀県選出の三〇代の国会議員が学生集団のデモを取り上げて「極端に利己的な個人主義」と批判したことで、各界から糾弾の声があがっている。


報道の内容からは個人として「戦争に行きたくない」と考えることが「利己的だ」と言っているかのように受け取れるので、それに釣られて批判者のトーンはヒートアップしているようだが、その議員のブログを読めば、彼の真意は(その真意が国民の共感を得られるかどうかはともかく)報道から受ける印象とは違うところにあることが分かる。却って過剰反応しているあのオカマの教育評論家の方が目障りだ。

もちろん与党の重鎮の誰かが指摘していたように、この議員は「舌足らず」で国民に誤解を与えたことは事実で、その言動の軽さを見るかぎり、そもそも国会議員としてふさわしい資質を備えた人物ではないようだ。


しかし彼のブログに目を通してみると、彼なりのぶれない政治信条を持っていて、適度に勉強熱心で、少なくとも、恐らくは現政権を支持する層に少なからず含まれているであろう、学校ではろくに勉強をしなかったうえに本や新聞をきちんと読む習慣もなかったので包括的な世界の歴史に関する知識、教養がないままに、右翼かぶれの俄か知識で安保、外交を語るのが大好きな、しかし現実の社会では思い描く自分の理想とは程遠い暮らしを強いられ低層で悶々としているのであろう「衆愚」の人々のそれよりはいくらか主張に筋が通っている(支持するに値する「主張」であるかどうかは別問題だ)。


集団的自衛権は、国民がそれを許容するなら当然あってもいい。問題視するべきなのは、法的安定性などどうでもいいと言い放って先人たちが積み重ねて来た法解釈を勝手に都合よく改変する前例を作り、メディアに圧力をかけて自分たちに都合の悪い情報の「隠ぺい」を試み、、そして「公共心」の名のもとに自分たちに従わない国民を「悪」とみなすような教育を浸透させようという政治勢力(つまり現政権)のその政治姿勢なのであって、では反対勢力の唱える平和の実現に武力は必要ない、という主張が正しいかと言えば、それはそれで空虚な理想論に過ぎず、まるで説得力はない。


結局、昨今の政治情勢における、各勢力同士の思想や方向性の対立を見ていると「どっちもどっち」としか思えない。ひとつだけ分かることは、どちら側の陣営であれ、ひとたび政治家ひとりひとりの資質に注意深く目を向ければ、ひと昔前のそれよりも明らかに「劣化」が進んでいるようにしか見えない、ということだ。

特に一番エラいやつの質の凋落ぶりは目に余る。自分の頭や見識がその程度だからと言って、「その程度」用の説明で国民も納得するだろう、という幼稚な思い込みぶりが見ていてまことに痛々しい。


何か質問は? OK。諸君の健闘を祈る。

以上だ。



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