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December 23, 2014


やぁ、諸君。私がプッシー大尉だ。

一年ほど前にテレビで放映されていた映画「Battle:Los Angeles(邦題=世界侵略:ロサンゼルス決戦)」に登場してドラ焼きのような頭をした地球外生命体の集団に敢然と立ち向かった、海兵隊第一師団第五連隊第二大隊E(エコー)中隊第一小隊に所属するマイケル・ナンツ二等軍曹の勇姿に感銘を受けた私は、彼のそれを参考にして自分の装備をセットアップすることを決意した。


DVDを買って来て自宅で何度もプレイバックしては、ナンツ軍曹が身に纏う装備群を構成するひとつひとつのアイテムのメーカー、型番、場合によっては年式(自社製品をよりよくすることに熱意を注ぐ感心なメーカーは同じ型番のアイテムのデザインを定期的にいちいちアップデートしたりする)まで特定し、インターネット経由でアメリカのマーケットにそいつが出回ってないか、毎日しらみ潰しに探し回って入手する、という作業には並々ならぬ努力と忍耐が要求された。


私はほぼ一年がかりでそいつをやり遂げた。





私は私のセットアップした装備群を構成するすべてのアイテムが実物であるふりはしない。特に「OKC-3S」バヨネットを合法的に入手するのに必要な諸々の煩雑な事務手続きは、公私ともに多忙な日々を送る私がチャレンジするにはハードルが高過ぎる。

だが実に特徴のあるフォルムをした一部のパウチは TACTICAL TAILOR 製のものを、シース・ナイフは ESSE のモデルを入手する必要があった。


マガジン・パウチは Eagle 製の放出品。ゴムバンドを取っ払うのがナンツ式だ。





ナンツ軍曹や同じ小隊に所属する引き立て役の隊員たちが胸に貼り付けていたネームパッチには、上段に名前、下段に階級と「USMC」の文字があしらわれていたが、そのフォーマットは必ずしも海兵隊にとって唯一のものでないことは私を悩ませた。

つまり、その手のネームパッチは何軒かのショップで取り扱われているが、私の希望するフォーマットのパッチを扱っているショップがどこにも見当たらない。


私はインターネットで見つけた、血液型を含むフォーマットで「名前入れ」を受注しているショップの店長に、私のわがままを聞いてくれるのに何か問題があるのか確認するためにEメールを送信した。


店長は快く「ナンツ式」のネームパッチを納品してくれた。





ベスト背面。





ひときわ目を引くハイドレーション・パックはもちろん海兵隊定番の SOURCE 製。ナンツ軍曹ほか隊員たちが背負っていたモデルにはハンドルのすぐ下に楕円形のロゴマークがあって、そいつは SOURCE 社に直接注文すれば入手可能だ。

だが私はそうして手に入れた少々高価なロゴ入りモデルは私のコレクションリストに追加し、ゲーム用には二束三文で手に入れた海兵隊からの放出品をあてがうことにした。


ベスト周り以外には Blackhawk 製の SOLAG グローブと OMEGA ホルスタ、Hatch 製のエルボーパッド(EP300)とニーパッド(KP250)を入手し、最後にヘルメット周りを整えて私のセットアップは完成した。


試着してみて分かったことは、異様にかさばるその装備がゲーム中に何か私に戦略的利益をもたらしてくれることはないだろう、ということだ。敵の視点から考えるまでもなく、小さな的より大きな的の方が弾を当てやすい。そのターゲットが装備の重さのせいでのろまであるなら猶更だ。


だからと言って、もちろんそのことは、この装備でゲームに参加した私が必ずしもそのゲーム開始早々にセーフティーに向かってとぼとぼ歩く羽目になることを意味してはいない。私は見た目にもクールで重厚なこの装備が私にもたらすハンディキャップを覆してなお、敵兵に恐れられる存在であるためにこれまでに習得してきたスキルが如何なく発揮されるであろうその日をとても楽しみにしている。


何か質問は? OK。諸君の健闘を祈る。

以上だ。






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