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December 31, 2014


やぁ、諸君。私がプッシー大尉だ。

一年ほど前にテレビで放映されていた映画「Battle:Los Angeles(邦題=世界侵略:ロサンゼルス決戦)」に登場してパンケーキのような頭をした地球外生命体の集団に敢然と立ち向かった、海兵隊第一師団第五連隊第二大隊E(エコー)中隊第一小隊に所属するマイケル・ナンツ二等軍曹の勇姿に感銘を受けた私は、彼のそれを参考にして自分の M4 をセットアップすることを決意した。


DVDを買って来て自宅で何度もプレイバックしては、ナンツ軍曹の M4 に装着されている各種アクセサリーのメーカー、型番、場合によっては年式(自社製品をよりよくすることに熱意を注ぐ感心なメーカーは同じ型番のアイテムのデザインを定期的にいちいちアップデートしたりする)まで特定し、インターネット経由でアメリカのマーケットにそいつが出回ってないか、毎日しらみ潰しに探し回って入手する、という作業には並々ならぬ努力と忍耐が要求された。


私はほぼ一年がかりでそいつをやり遂げた。





ナンツ軍曹の M4 でひときわ目を引くのは、トップに搭載された Trijicon だろう。海兵隊ヤローの M4 に載せられるべき赤いチューブの Trijicon と来れば「TA31RCO-M4CP」以外にありえない。

だいたい海兵隊ヤローと言えば基本的には M16(A4) だから、M4 用の「TA31RCO-M4CP」はあまり見かけない。最近では M16 にも M4 にも使える「M150CP」とかいうモデルが比較的よく出回ってるようだが、そいつじゃだめだ。もちろん同じ「TA31RCO-M4CP」でも、リフレクスサイトを載せるための出っ張り付きの新型ロットなんて話にならない。

つまり私が入手しなければならないのは、なかなかお目にかかれない旧型ロットの「TA31RCO-M4CP」ということになるが、だからと言ってそのコンディションに妥協することは許されない。言うまでもなく「極上品」狙いだ。

そんなわけで私のお望み通りの「TA31RCO-M4CP」を手に入れるまで、私は半年以上、公私ともに忙しい合間を縫って、辛抱強く来る日も来る日もそいつを探してインターネット中を徘徊しなければならなかった。


おまけにナンツ軍曹の Trijicon はご丁寧にマウントベースを Larue 製(LT100)に換装してると来た。まったくもって贅沢な仕上がりの M4 になっちまうぜ!


Trijicon TA31RCO-M4CP と Larue 製 LT100 の豪華共演。





反対側。





ナンツ軍曹の M4 のハンドガードは、一部のシーンでは Knight's の RAS のようだが、基本的に SUREFIRE 製の M73 だ。何だってそんなマイナーなアイテムをわざわざチョイスしたってんだ?こいつも新たに入手しなきゃならないじゃないか!

フラッシュライトも SUREFIRE のスカウトライト。グリップは TangoDown(一部のシーンでは Knight's 製)。





レイルパネルは Magpul の XT パネル。





スリングは TACTICAL TAILOR の CQB モデル。





スリングはストックチューブに8の字に引っ掛けたワイヤーにフックでぶら下げればよい。そのスタイルは、あるスチール写真から盗用したものだ。ついでに私はそのスチール写真の M4 にはバックアップサイトが着け忘れられているのをよいことに、そいつを省略することにした。


最後にお飾りの PEQ-15 をマウントして完成。


ずいぶんと金のかかる仕様の M4 だが、こいつをゲームで使用するうえで、私がこれまでに採用して来た数々のスタイルに勝る何か戦略的なアドバンテージがあるのかと言えば、私にはそんなものは何ひとつ思い浮かばない。

ひとつだけ分かったことは、SUREFIRE のレールは銃への固定をほぼ芋ネジのみに依存するという随分と独創的な方法を採用したので、そいつの中に上手にバッテリーを収納するのは RAS でそれをやる場合 の二〇倍難しい、ということだ。


何か質問は? OK。諸君の健闘を祈る。

以上だ。







December 23, 2014


やぁ、諸君。私がプッシー大尉だ。

一年ほど前にテレビで放映されていた映画「Battle:Los Angeles(邦題=世界侵略:ロサンゼルス決戦)」に登場してドラ焼きのような頭をした地球外生命体の集団に敢然と立ち向かった、海兵隊第一師団第五連隊第二大隊E(エコー)中隊第一小隊に所属するマイケル・ナンツ二等軍曹の勇姿に感銘を受けた私は、彼のそれを参考にして自分の装備をセットアップすることを決意した。


DVDを買って来て自宅で何度もプレイバックしては、ナンツ軍曹が身に纏う装備群を構成するひとつひとつのアイテムのメーカー、型番、場合によっては年式(自社製品をよりよくすることに熱意を注ぐ感心なメーカーは同じ型番のアイテムのデザインを定期的にいちいちアップデートしたりする)まで特定し、インターネット経由でアメリカのマーケットにそいつが出回ってないか、毎日しらみ潰しに探し回って入手する、という作業には並々ならぬ努力と忍耐が要求された。


私はほぼ一年がかりでそいつをやり遂げた。





私は私のセットアップした装備群を構成するすべてのアイテムが実物であるふりはしない。特に「OKC-3S」バヨネットを合法的に入手するのに必要な諸々の煩雑な事務手続きは、公私ともに多忙な日々を送る私がチャレンジするにはハードルが高過ぎる。

だが実に特徴のあるフォルムをした一部のパウチは TACTICAL TAILOR 製のものを、シース・ナイフは ESSE のモデルを入手する必要があった。


マガジン・パウチは Eagle 製の放出品。ゴムバンドを取っ払うのがナンツ式だ。





ナンツ軍曹や同じ小隊に所属する引き立て役の隊員たちが胸に貼り付けていたネームパッチには、上段に名前、下段に階級と「USMC」の文字があしらわれていたが、そのフォーマットは必ずしも海兵隊にとって唯一のものでないことは私を悩ませた。

つまり、その手のネームパッチは何軒かのショップで取り扱われているが、私の希望するフォーマットのパッチを扱っているショップがどこにも見当たらない。


私はインターネットで見つけた、血液型を含むフォーマットで「名前入れ」を受注しているショップの店長に、私のわがままを聞いてくれるのに何か問題があるのか確認するためにEメールを送信した。


店長は快く「ナンツ式」のネームパッチを納品してくれた。





ベスト背面。





ひときわ目を引くハイドレーション・パックはもちろん海兵隊定番の SOURCE 製。ナンツ軍曹ほか隊員たちが背負っていたモデルにはハンドルのすぐ下に楕円形のロゴマークがあって、そいつは SOURCE 社に直接注文すれば入手可能だ。

だが私はそうして手に入れた少々高価なロゴ入りモデルは私のコレクションリストに追加し、ゲーム用には二束三文で手に入れた海兵隊からの放出品をあてがうことにした。


ベスト周り以外には Blackhawk 製の SOLAG グローブと OMEGA ホルスタ、Hatch 製のエルボーパッド(EP300)とニーパッド(KP250)を入手し、最後にヘルメット周りを整えて私のセットアップは完成した。


試着してみて分かったことは、異様にかさばるその装備がゲーム中に何か私に戦略的利益をもたらしてくれることはないだろう、ということだ。敵の視点から考えるまでもなく、小さな的より大きな的の方が弾を当てやすい。そのターゲットが装備の重さのせいでのろまであるなら猶更だ。


だからと言って、もちろんそのことは、この装備でゲームに参加した私が必ずしもそのゲーム開始早々にセーフティーに向かってとぼとぼ歩く羽目になることを意味してはいない。私は見た目にもクールで重厚なこの装備が私にもたらすハンディキャップを覆してなお、敵兵に恐れられる存在であるためにこれまでに習得してきたスキルが如何なく発揮されるであろうその日をとても楽しみにしている。


何か質問は? OK。諸君の健闘を祈る。

以上だ。






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