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July 10, 2013


やぁ、諸君。私がプッシー大尉だ。

富士山に徹夜で登って日の出を堪能し、山小屋には泊まらずそのまま下山する「弾丸登山」が大流行しているそうだ。私も富士山の登山は 経験済み だ。あんなのろのろ登山のどこが「弾丸」だって?まぁそれはいい。

その「弾丸登山」とやらが「危険だ」という理由で当局は自粛を呼びかけているらしい。まことに馬鹿げている。

私はむしろ富士山でいま営業している各山小屋に「宿泊する」事の方を自粛するよう登山者たちに呼びかけたい。何も私の泊まった山小屋の味噌汁が四〇〇円もした事を根に持っているわけではない。その就寝環境の劣悪さで体調を崩す登山者こそ、未知の高地で「危険な」目に合わせられる人々に他ならないからだ。

世界中どこでもそうだろうが、世界遺産への登録に熱をあげる自治体の動機は「経済効果」だ、というのが私の断定的な推測だ。経済効果?深みのあるいい言葉だ。平たく言うと「金」だ。

登って降りるだけの登山者はほとんど金を落とさない。「ほとんど」と言うのは、仮に小屋には泊まらなくても、登山者たちは富士山で便所を使うときには強制的に「チップ」を徴収されるからだ。その「チップ」は登山者たちのクソや小便に富士山の美しい自然を冒涜させないための必要経費であって、誰かの利益になるものではない。

話は戻るが、「弾丸」たちは自治体の目論見通りに金を落とさない代わりに、あの山小屋の劣悪な環境がそれ以上劣悪にならない事には少しだけ貢献する。この事は誰にも否定できない動かしがたい事実だろう。私は、誰も山小屋に泊まらなければ山小屋はどんどん潰れて、跡地にもっと立派なのが建つだろうから今ある山小屋には泊まるな、とは言ってない。私は思った事を何でも口にするほど思慮の浅い人間ではない。


何か質問は? OK。諸君の健闘を祈る。

以上だ。
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