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和田党 広島新天地/あぐー豚らーめん

【 Data 】

広島県広島市中区新天地1-27 ホリカワビル1F [MAP]

TEL:082-246-7122

営業時間:昼/11:30〜14:00 ※ 日・祝 〜23:00 夜/20:00〜04:00 ※金・土 19:00〜05:00

定休日:

最終訪問:2013.10

広島の繁華街の一角で営業されるラーメン店だ。その日のビジネスを終えた頃には日付が変わっていた。私の空腹を満たす事のできる飲食店はその時点で限られた。調べてみると、このラーメン店はあの「あぐー豚」を使った豚骨ラーメンを提供していると言う。「あぐー豚」と言えば、以前、沖縄北部に観光に出かけた私がある呑み屋で炙ったバラ肉を賞味して満面の笑みを浮かべたブランド豚だ。そいつは是非試食してみなければ!

地図を片手に店の前に着いた私は躊躇なく店内に入った。率直に言って「あぐー豚」なんて私にとっては限られた人々のみがそれを取り扱い、そして限られた人々のみが口にする事のできる一種神聖な食材であるにも関わらず、店の外観からはそれにふさわしい威厳のようなものはまるで感じられなかった。その安っぽいありふれた風のラーメン店には一人も客がいなかった。

スタンダードな六八〇円の「あぐー豚らーめん」に一〇〇円の煮玉子をつけて注文すると、ほどなくそれは私の元に届けられた。見た目はあまり私好みではないどろどろ豚骨ラーメンと言った風だ。いかにも炙りたてだとでも言いたげな、あまり見かけない配色のチャーシューが目を引く。さぁさぁ、あの「あぐー豚」を使って豚骨ラーメンを作ったらどんなお味になるのかな?

結論から言うと、その「あぐー豚らーめん」には、あの偉大なる「あぐー豚」を使ってまでそれをこさえた意味を感じさせるほどのアドバンテージを認める事はできなかった。いたって普通の「豚骨ラーメン」だ。もちろん普通の「豚骨ラーメン」としての出来は決して悪くはないので、私はこのラーメン店が私がようやくそこに辿り着く事ができる時間まで店を開けていてくれた事を素直にありがたい、と思った。だがもしあの「あぐー豚らーめん」の製造過程のどこかで本当に「あぐー豚」という稀少なブランド豚が使われているのだとしたら、そいつはちょっと私には受け入れがたい「あぐー豚」の無駄遣いだと思った。


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