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京粕漬 魚久 銀座店
	【 Data 】 東京都中央区銀座3-10-15 東銀2ビル2F [MAP] TEL：03-6226-3395 営業時間：11:00〜14:00 定休日：土曜・日曜・祝日 最終訪問：2011.10
人形町（※厳密には人形町に隣接する蛎殻町）の鮮魚店から派生した「京粕漬」の専門店が、「気軽に京粕漬を味わってもらえるように」との趣旨で開いたランチ営業専門の店だ。店は二階で同じビルの一階では粕漬を販売している。物珍しさも手伝って所用ついでに訪問してみた。 二階のランチスペースは小ぎれいで整然としていて、私は窓の正面に設置されたカウンター席のうち一番奥に通された。他の席はテーブル席を含めてそうでもないようだったが、私の席に限って言えば少々手狭だった。メニューには銀だら、鮭、かれいなんかが載っていたが、私はただ単に見た目で選んで「銀だら」を注文した。 ほどなくして私の前に運ばれて来た「銀だら京粕漬定食（一二六〇円）」は、メインとライスのほかに味噌汁、玉子焼き、おひたし、漬物が添えられていた。ランチとしてはそこそこ豪勢だ。 米の炊き加減から味噌汁、副菜まで含めて、いい加減な作りのものはない。主役の銀だらの粕漬はまことに香ばしく焼きあげられ、もともとの粕漬としての出来栄えの妙と相まって、大変おいしく頂いた。 粕漬そのものが職人の手からなる逸品であるうえに調理師の腕もプロフェッショナルなレベルである事を思えば、価格設定は妥当か、あるいは人によっては割安にすら感じられるだろう。一般的な「焼き魚定食」との有意差をどれだけ明確に認識できるかによって、値段に対する感じ方は違って来るように思う。
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