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ラ・ビエール/あらびきソーセージとコーンのピザ

【 Data 】

群馬県利根郡みなかみ町湯原681-3 [MAP]

TEL:0278-72-2959

営業時間:11:00〜15:00(L.O.14:30)/17:00〜21:00(L.O.20:30)

定休日:火曜日(祝日の場合は翌日)

最終訪問:2014.11

谷川岳のハイキング帰りに立ち寄った、みなかみの温泉街の一角にある、窯焼きのピザを売りにしているイタリアンの店だ。山から下りて近場の温泉でひと風呂浴びてから店に向かい始める頃には七時を過ぎていたが、予約の電話を入れると快い対応をしてくれた。

メニュー表に並ぶ山から下って来たばかりの飢えた三人組にはどれもこれもとても魅力的な数あるピザの中から私たちがひとまずチョイスしたのは、「あらびきソーセージとコーン」のピザと「アンチョビとオニオン&黒オリーブ」のピザだ。もっと頼みたかったが、サイズがどれほどのものなのか分からないうちにバカをやるわけにはいかない。ひとまず二枚平らげて足りなければ追加注文すればいいだけだ。

残念なのは、メインの運転手は当然だが交替要員の私も帰り道でいつハンドルを握る羽目になるか分からないので二人ともアルコールを注文できないことだった。一番若いもう一人の友人もそんな私たちに遠慮してアルコールを注文しようとはしなかった。

ほどなくして届けられた「あらびきソーセージとコーン」のピザは見た目にも色鮮やかな食欲をそそる一品で、もちろんそいつを口にした私は大満足だ。焼き立てのピザほど美味いものはないうえに、ただ単純にソーセージもコーンもピザによく合う。「アンチョビとオニオン&黒オリーブ」のピザは私のチョイスではなかったが、まぁ悪くなかった。

どちらのピザにも言えることだが、特筆すべきはピザ生地の外周部分のパリパリした絶妙な焼き加減だった。そいつが窯焼きであればこそ為せるわざなのかどうか私には分からない。まぁ仮にもしこの店が提供するピザが商用電気オーブンによって焼かれた外周りのふかふかしたピザだったとしても、私は大して気にもとめなかったろう。ただ、パリパリの外周部分を手でつまんで口元に一切れ運んでくるときに、その手触りとは対照的にチーズがとろんと垂れていくさまを見てると、何だかとても幸せな気分になっちまうじゃないか。

直径が私の足の裏くらいはあろうかという二枚のピザを男たちはあっという間に平らげ、「ナスとベーコンのガーリック風味」のピザと「ラ・ビエール」という名の、この店が一押しするキノコピザが追加で注文された。もちろんそれらのピザも私を十分に満足させた。ただやはりこれは一言断っておかなければならないのだが、私はそもそも焼き立てのピザが大好物なので、よほど腕の悪いピザ職人の作品でなければ、私はほぼ無条件で満足感と共にそいつを受け入れることになる。

この店のピザは、例えば白馬の「ガーリック」のそれのように、私に衝撃を与えるほど美味で卓越したピザというわけではない。そうしたピザよりもやや単調な味わいではあるが、それでも基本をしっかり押さえた良質なピザだ、ということだ。

四枚のピザでさすがに腹を満たした私たちはこの店の雰囲気も気に入ったので、もう少しゆっくりして行くべくコーヒーとケーキのセットを注文し、くつろぎのひとときを堪能してから店を出た。とても素晴らしいその四枚の窯焼きピザたちは、せいぜい一枚一〇〇〇円かそこらだったので、私たちはそのコストパフォーマンスにも大いに満足した。
ラ・ビエール/アンチョビとオニオン&黒オリーブのピザ ラ・ビエール/ナスとベーコンのガーリック風味ピザ ラ・ビエール/ラ・ビエール(きのこのソテーをのせたピザ)


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