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logo_1star 旬鮮彩 かき名庵
旬鮮彩 かき名庵/かき小町&オイスターベイ

【 Data 】

広島県広島市南区松原町2-37 広島駅ビルASSE6F [MAP]

TEL:082-263-7317

営業時間:11:00〜22:00(L.O.21:30)

定休日:不定休 ※広島駅ビルASSEに準ずる

最終訪問:2011.05

率直に言って、広島の名物と言えば牡蠣かお好み焼きくらいしか思い浮かべることのなかった私が、お好み焼きは散々口にしたので、そろそろ口直しに牡蠣を賞味するために訪問した店だ。インターネットでのリサーチで広島駅近辺の牡蠣料理に特化した店をあまり見つけることが出来なかった私は、アクセスのよさと割と遅い時間まで営業している点でこの店をチョイスした。

店内は小洒落た準和風のバーのような趣を呈していて、私が入店したときには割と高年齢層のカップルが数組いた。彼らはみな(あくまで私から見るとだが)少々フォーマルな装いをしていたので、短パン姿で一人で乗り込んでやった私は周りの誰からも場違いに見えただろう。接客はスザンヌをちょっと太らせたようなチャーミングな女の子が一人で担当していて、私は彼女にビールとかきの塩辛、それから生かきを2つほど注文した。たぶんその注文だけでラーメン三杯分には相当したはずだ(もちろん値段のことだ)。

スザンヌ嬢がビールを持って来てくれたのは割と早いタイミングだったが、塩辛と生かきには随分待たされた。空腹の限界にすら達しつつあった私は、まず塩辛にがぶりつき、それからその五〇〇円の塩辛が値段に値するものなのかどうかをじっくりと考える暇もなく、生かきに取りかかった。なかなかお目にかかれないサイズのそれらの生かきは、暫く冷凍されていたか、少なくとも半冷凍の状態に置かれていた痕跡が残されていたが、口の中に入れてひと噛みした瞬間の感動は、なかなか言葉で表現するのは難しい。

私は最後にバター焼きを注文した。こいつも出て来るまで随分と待たされた。その不手際の間に私の腹はいい具合に膨れてしまったので、私は次の料理の注文をする必要がなくなったし、店は少なくとも料理一品分の売上を失った。バター焼きは普通に美味だったが、九五〇円という値段を考えると、まぁ妥当なところだった。

私のちょっと贅沢な夕食の会計は三八〇〇円あまりだった。安いとは言えないまでも同じものを東京で口にしようと思ったらたぶんその値段ではすまなかっただろう。私はそれなりに満足して店を出た。
旬鮮彩 かき名庵/かき小町 旬鮮彩 かき名庵/かきの塩辛 旬鮮彩 かき名庵/かきのバター焼き


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